小学生の子育てが大変で戸惑っているお母さんへ

目が離せない、お世話が大変な乳児期を耐え、ママ友付き合いを頑張り毎日幼稚園に通い、ついにわが子も小学生!成長とともに少し子育てが楽になると思っていたのに、想像以上に毎日大変だった、なんてことはありませんか?小学生の子育てで何が大変なのか、経験者に聞きながら、考えてみました。

小学校から勉強が始まる

小学生になると、いよいよ学校で勉強が始まります。学校から出された宿題を持ち帰るようになり、家でも宿題をしなければいけません。学年によっても違うようですが、低学年の間はほとんどのお母さんが宿題を一緒に見てあげているようです。学校側からも親が見る事を期待されていて、国語の音読などには保護者のチェック欄が設けられていたりします。

親が何が大変かと言うと、まず小学生の子どもに勉強に向かわせるのが大変です。子どももやらなければいけないと、たぶん分かっているのですが、どうしても遊ぶことが先行してしまい、遊び終わった後だとすっかり疲れて眠たくなってしまったり。親はその姿が目に浮かぶので、ついつい、「宿題やったの?」「早く宿題をしなさい」「だから言ったでしょ!」という事が増え、親も疲れてしまいます。

小学生低学年のうちに家庭学習の習慣をつけたいと思っている家庭も多く、宿題以外に家庭でワークを準備して子どもと一緒に勉強をしているお母さんもいるようです。家庭学習は、子どももお母さんも楽しんで取り組めれば良いのですが、やらせなきゃと思えば思うほど、苦痛になってしまいます。

また、毎日時間割表を見ながら学校の準備をするのも低学年のうちはなかなか難しいので、親が一緒についてやる家庭が多いようです。よく忘れ物も自分の責任だからと言うのですが、まだ準備のやり方が分からない1,2年生のうちは親が一緒にやりながら準備の仕方を覚えていくのが良さそうです。高学年になれば、子どもに任せてしまい、忘れ物をして困るという経験も必要かもしれません。

小学生も高学年になると、勉強に関して、それぞれ子どもの中で得意科目とか、苦手科目なんて言う意識が出てくるようです。ほとんどのお母さんは子どもの勉強のできが気になるので、子どもが遊んでばかりでなかなか勉強しない姿があると、イライラしたり、悩んだりするようです。

友達とのトラブルで大変

小学生になると、それまでのように子どものお友達関係が良く見えなくなってきます。毎日一緒に通い、頻繁に先生と連絡を取り合えていた幼稚園・保育園と違い、学校へ親が行く回数も少なく、子どもの学校での様子が見えにくくなります。また、下校後も子どもたちだけで約束し、お友達のお家へお邪魔したり、公園で遊んだり、親のいないところで遊ぶようになってきます。手が離れやれやれと思う部分と、他のお友達と仲良く遊んでいるのかなと、不安になる部分があるようです。

特に、泣いて帰ってきたり、学校に行きたくないと言ってみたり、頻繁におなかが痛くなってしまったりするような症状が出ているときは、親は気が気ではありませんよね。学校での様子がよくわからないために、親も一緒に泣きたい気持ちになってしまいそうです。

もし、子どもが学校へ行きたくないと言ったらどうすればよいのでしょう。子どもの行きたくない理由が何かを知らなくてはいけませんが、子どもに問い詰めて良いのかも迷いますよね。子ども自身で解決できる問題なのか、担任の先生にも聞きながら対応していくのが良さそうです。

お友達との喧嘩程度のトラブルなら、子ども自身に考えさせ、親はあまり介入しない方が早く解決につながります。しかし、いじめられているような場合は、親も少し介入しながら、場合によっては無理に学校に行く必要もないのかもしれません。よく学校を休むと逃げだとか、勉強に遅れるだとか言われますが、学校を休むことも選択肢の一つとして置いておき、子どもの心の回復のためには必要な場合もあるようです。

とは言っても、実際にうちの子が学校を休みたいと言い出したら・・・いじめられたと言ったら・・・と思うと胸が締め付けられそうです。いじめの場合は、いじめられている子やその家庭に問題がある訳ではないと言われています。そうであるなら、私はしっかりわが子と向き合い、学校を休んで楽しい時間を過ごし、あなたはそのままでいいんだよと言うメッセージとともに、学校以外の子どもの居場所を探してあげられる親になれたら思想的ですが、そんな簡単にいくでしょうか・・・

習い事が大変

小学生になると、多くの子が習い事をしていますよね。いくつも習っている子も話に聞くので、習い事の悩みも結構あるようです。

どんな習い事が人気なのか詳しく見てみると、学習系だと、男女とも1位は英語、2位は学習塾でした。運動系だと男女ともに水泳が1位、男子ではサッカーが2位、体操が3位です。女子は体操が2位、ダンスが3位にきています。芸術系は女子が多いようですが、男女とも楽器のレッスンが1位、絵画・造形が2位、女子はバレエが3位です。

習い事のメリットとしては、学業的な目的だけでなく、趣味的な世界が広がることや、体力向上や特殊な能力が身に付くことなどがあげられます。また、習い事で子どものお友達の世界が広がることもあり、もしも学校のお友達とトラブルがあっても、学校以外のお友達との世界があれば、そこが子供の居場所となり、救われる場合もあるようです。

デメリットとしては、子どもにとっては自由に考え、遊ぶ時間が減ることや、親の意向で通わされているとイヤイヤ取り組むこととなり、結果的に嫌いになってしまう事があります。また親にとっては、経済的負担、送迎などの時間的負担、習い事に合わせた食事の準備などの家事的負担があげられます。

習い事の悩みは、子どもの意見と親の思いの違や、何を習うか、いくつ習うかが多いです。経済的なことも大きく左右します。○○ちゃんは英語とそろばんと塾に通っている。塾は△△がいいと言っていた。など、ママ友や子どもから寄せられる情報にも戸惑います。

私は親の経済力が子どもの格差につながってはいけないと考えていますが、実際に周りを見回すと、やはり経済的に余裕のある家庭しか、たくさんの習い事には行けません。ほどんどの親は子供の幸せを願うのですが、そういったときに経済的なことがネックになってくると、親にとってそれがストレスの原因になることもありそうです。

我が家は5歳の子どもに何も習い事をさせていません。わが子の性格や行動を見ているとまだもう少し先でもいいかな、と考えているのですが、小学生になると子ども自身も○○ちゃんが△△習っているから一緒に行きたいなどと言い出しそうです。理想を言えば、周りには振り回されず、自分の子どもとよく話し合い、我が家の方針も考えながらじっくり習い事を決めていきたいです。

仕事と子育ての両立が大変

小学生になるとフルタイムで働くお母さんは負担が増し大変です。「小学1年生の壁」と言われていて、小学校に上がるタイミングで、仕事と子育ての両立が難しくなり、仕事を辞めるお母さんがいて問題になるほどです。しかし、それでも共働きの夫婦が増えてきているのが現状です。

小学生になったと同時に、保育園時代にはあった時短勤務がなくなってしまい、家庭に帰ってからの家事と子育てに追われるお母さんが多いようです。また、保育園と違い、学校からの大量のプリントや、準備物に追われたりもするようです。子どもの大きな問題でなくても、こまごまとした事が山のようにあり、大変です。

フルタイム勤務のお母さんたちは学童保育やファミリーサポートを上手く利用し、何とか両立していかなくてはいけません。お話を聞く限り、上手く乗り切るためには、可能な限り夫にも子育てに参加してもらい、みんなで協力していくことがポイントのようです。

子どもも小学生ともなると、お手伝いができるようになります。夕食のご飯を炊いてくれるだけでとても助かるという話も聞きます。子どもも家族の一員と考え、何か役割を与え、家族みんなを巻き込んで家事に取り組めたら理想的ですね。

日々に追われ大変でも、子どもはきっと親の背中を見ています。私は、小学生になれば、子どもも理解力があるので、仕事の話もしながら、コミュニケーションをとっていけたらいいなと感じています。教育学で有名な汐見先生の本にも「親子の会話が大切」と書いてあり、親の話をすることが良いコミュニケーションをとるポイントだと言っていました。親は忙しい中でも、子どものことが知りたいので一方的に「今日は学校どうだった?」などと聞いてしまいがちですが、確かに親が学校のことを聞いてばかりだと、子どもも尋問みたいで嫌になりそうです。親が自分自身の事を話すことで、「お母さんはそんなことがあったんだ、私はね、学校でこうだったんだよ」と子どもの話を引き出す雰囲気づくりになるのかなと思います。また、理解してくれれば親の仕事も応援し、お互いに楽しく過ごせるように感じます。

子どもの成長を信じる

子どもは成長してきます。成長とともに、親のかかわり方もまた変わっていく必要がありそうです。今回、小学生のお母さん達にお話を聞きましたが、小学生の子育てを楽しんでいるお母さんもたくさんいました。私が感じたのは、小学生になって子どもと少し距離を置き、子どもの成長を信じ、見守れるお母さんの方が子育てが楽そうに見えました。

宿題をしないまま寝てしまう子どもをそのまま見守ることは「宿題をしなさい」と言うよりも忍耐力がいり、一時的には大変なことです。しかし子どもの力を信用し見守ることで、子ども自身の力につながるようです。そして、親も長い目で見て、子育てが楽しくなるように思えました。成長とともに、どこかのタイミングで少しづつ、親も子離れできるように練習していかなくてはいけなさそうです。

また、お手伝いもそうですが、親が子どもを頼りにすることも子どもの力を引き出すポイントのように感じました。過保護に何でもやってあげるのではなく、子どもを頼りにすることは、子どもの自信に繋がり、自立への第一歩になるようです。

まとめ

小学生と言っても6年間もあるので、6年間で子どもは別人のようにたくましく成長します。1年生と6年生のお母さんの大変さは別なのかもしれません。お世話をすることはぐっと減りますが、精神的には大変さが増すようです。子育てが辛く大変なものにならないよう、私たち親も子どもと一緒に成長し、親として、子どもを見守る姿勢や態度が身に付けられたら少し楽になりそうです。

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