子育てが辛い。誰に相談すればいいの?

子どもを育てていると、迷ったり辛くなったりすることはありますよね。理想の子育てとはかけ離れていて、毎日怒ってばかり。私はそんな自分に嫌気がさした時期がありました。子育てが辛い時は、勇気を出して人に相談してみると、相談後に心がすっきりすることがあります。子育てが辛い時の相談について考えてみました。

相談とは

私は医療ソーシャルワーカーとして、人の辛く困っている悩みを聞く仕事をしていました。涙を流しながら私のような若者(当時)に話してくれる方がたくさんいて、その方が本当に困っていることが何か、私ができることは何かをいつも探っていました。相談に乗る技術のことを相談援助技術と言っています。

相談援助とは、困った人の悩みを聞き、解決の糸口を見つけることです。もちろん解決する為に私一人でできることには限界があります。私ができる具体的なことは、その方にとって有益な情報をできるだけたくさん提供すること、そしてその方と相談してサービスの利用を検討すること、少しでも相談して楽になったと思ってもらえることが私の仕事であり、目標でもありました。

私は相談業務をするに当たり、大学で理論を学び、医療ソーシャルワーカー協会の研修などを受け勉強しました。また、それに関する著書も何冊も読みました。実際に相談者を目の前にし、私に真剣にお話してくださる姿を見ると、どんな相談であっても、なんとか解決に向けて力になりたいと感じましたが、力不足を感じたことも多々ありました。相談は奥が深く、周りのソーシャルワーカーも同じように相談援助技術を身に付けるために勉強している人が多くいました。

良い相談とは、相談者が話をするだけで相談者の本来持っている力を引き出し、悩みの解決に向けて動き出す力をくれ、辛い気持ちが楽になる、そんな相談の事を言うのだと思います。ソーシャルワーカーもそんな相談にしたくて、真剣に取り組んでいます。勇気を出して相談をすることは、良い方向に向かうきっかけになるのではと思います。

子育てが辛い時に相談できる場所

子育てが辛く、悩んでいる方は、ぜひ誰かに相談してみることをお勧めします。では、誰に相談すればよいでしょうか。もし近くに力になってくれるような知り合いや、気軽に話せる友達がいない場合、または知っている人には話しにくいと言う内容の場合は、電話で相談に乗ってくれるところがお勧めです。

お住いの自治体で必ずそういった相談ダイヤルが設置されています。ネットで「育児相談・○○市」などと検索すれば簡単にお住いの自治体の相談窓口が出てきますし、支援センターなどの施設には必ずどこかに電話番号が貼ってあります。上でも書いた通り、相談技術を学んでいる人は、必ず話を聞く姿勢を身に付けています。どんな相談でも、真摯に答えてくれると思います。こんな些細な悩みでも相談しても良いのだろうかと迷って電話をためらっている人もいるかもしれませんが、心配しなくても大丈夫です。どんなことでも話を聞いてくれ、しかも著名で、無料で電話できる番号がたくさんあります。

相談することは勇気がいることです。特に一昔前の男性のように、相談なんか弱みを見せる様で、恥ずかしくてできないと勘違いしていている人もいるのですが、それは違います。相談すべき場所や人を知っているという事は、それはその人の力です。その人には助けを求める力、解決する力があるという事です。相談は決してかっこ悪かったり恥ずかしいことではありません。

今、必要に迫られて各自治体に相談窓口ダイヤルが設置されています。それだけ子育てが辛く悩んでいるお母さんが多いという事です。また、みんな身近に気軽に相談できる人がいないという事です。本当に辛くなる前にぜひ相談してみてください。

万が一、電話しても辛くなるようなら、それは相談を受けた人の力不足です。よく定期健診で保健士さんに言われたひとことで傷ついてしまうお母さんがいるのですが、それはその保健士さんの相談に乗る力の不足だと思うのです。その場で会ったばかりで、お母さんの性格までは分からないので保健士さんも難しい仕事なのですが、実際に子育てをしているお母さんの立場に立った援助ができるのが、良い保健士さんです。電話で辛くなってしまった場合は、自分のせいではなく、話を聞いてくれた人の力不足だったのだと思いましょう。その方が気持ちが楽です。そして、次に電話する場合はほかの人に話を聞いてもらいましょう。

なぜ相談をするの?

なぜ相談するのか。それはお母さんの為だけでなく、子どもの為です。

相談し、話を聞いてもらうと辛い気持ちが楽になります。子育て中に自分の子どもの話をすることができないお母さんはたくさんいて、相談の電話で初めて辛い気持ちを話すことができるお母さんが多いようです。

一人で悩み、辛い思いをしていると、子どもにも影響します。いつもお母さんがイライラして、怖い顔をしたり、怒鳴っているのは、子どもにとっても、辛い環境です。子どもを叩きそうになった時、怒鳴りそうになった時、なぜだか涙が出てくる時、そんな時はお母さん自身が悲鳴を上げているときです。

子どもが悪いことをしたとか、子どもが言うことを聞かないとか、つい子どもの行動のせいにしてしまいがちですが、実はお母さん自身の心の問題です。リラックスして、おおらかな気持ちの時と、余裕がなく辛い気持ちの時では、同じことでもとらえ方が全く変わってきます。

子育てが辛い気持ちや悩んでいる気持ちを相談することで、ストレスが軽減され、それだけで子どもに優しくなれることが多いです。電話での相談は簡単です。悩んでいるお母さんは子どもに大きな心の傷を残す前に気軽に電話してみましょう。

相談のする内容

では、実際に子育て電話相談では、どんな相談内容が多いのか調べてみました。1番多いのが、子どもの発達に関する相談でした。まだ言葉が出ないとか、自閉症ではないか、などの心身の障がいや発達の遅れに関する内容。2番目は子育てが辛く、子どもにも怒鳴ったり叩いたりし、辛く当たってしまう、また子どもとの関り方が分からないなど、親自身の育児の悩み、3番目はひとり親であったり、離婚を考えていて将来の不安など、家庭環境の悩みなどでした。その他、子どもの不登校や非行の問題もなども続きます。

相談内容によって、相談する場所(番号)が変わることがありますが、出来れば相談する内容に合わせて電話すると良いと思います。その方がより専門的なアドバイスや有意義な情報が提供してもらえる場合が多いです。もし分からなければ、気にせずとりあえず電話してみましょう。相談内容が合っていなければ、こちらの番号に相談する方が良いですよ、などとその時に的確な番号を案内してもらえるかもしれません。

身近な人に相談しにくい内容でも、相談しやすいことが電話相談の良いところです。こんな内容・・・と思わずに、気軽に電話することは、辛い悩みを大きくしないポイントです。

電話相談のメリット

例えば、近所の支援センターや保育士さんなどに気軽に相談した後に、かえって落ち込んで辛くなってしまったと言う経験はありませんか?正直、支援センターの保育士さんや遊び場のボランティアさんなどは相談援助技術の勉強されている方は少ないと感じます。相談をする人を選ばないと、的確に話を聞いてもらえなかったり、話を遮られたり、こうあるべきだと正論を押し付けられたりして、相談後にもやもやしてしまう場合があります。遊び場は対面なので、その人がどんな人かは、話し方や雰囲気で分かりやすいです。相談する相手との相性を見たうえで相談することをお勧めします。

そんなことは言われなくても分かっていると思った方いませんか?そうなのです。皆さんそんなことは分かっているのです。だから相談できる人がいない、と悩んでいるお母さんが多いのです。気軽に世間話ができても、相談しやすい方って少ないですよね。また、周りの雰囲気もあって、辛い話、重たい話がしにくいことも多いです。

電話相談窓口では、顔が見えませんし電話で初めましての事が多いのですが、相談技術を学んでいる方が多いので、そういうもやもやを避ける事ができる可能性が高いです。また、家に居なが悩んだとき、辛い時にいつでも気軽に電話できます。自分のタイミングで利用しやすいところがメリットです。

お母さんの気持ちが楽になるだけでなく、その他に電話相談をすると、意外なメリットがあるかもしれません。それは夫の変化です。電話をしたら、ぜひ夫にも電話したことを話しましょう。相談ダイヤルに電話したという事実を重く受け止める夫は多いようで、妻がそこまで子育てが辛く悩んでいたと初めて自覚するかもしれません。実際はもっと気軽に電話すればいいし、そんなに重く受け止めなくてもいいと思うのですが、それがきっかけで、子育てに参加してくれればしめたものです。

今までは辛い気持ちを話しても、嫌な顔をして聞いてもくれなかった夫が、電話したとなれば、聞いてくれるようになるかもしれません。また、仕事が忙しいと逃げていた夫も、自分でできることがないか、少しは真剣に考えて動いてくれるかもしれません。これを良いきっかけに辛いことや大変なことを夫婦で話し合い、少しでもできる家事や育児を手伝ってもらいましょう。

子育てには休みがありません。一人の時間が欲しい、家事を手伝ってという事は決して怠けていたり、悪いことではありません。実際に夫も仕事で忙しいかもしれませんが、家の中で出来ることはあるはずです。2人の子どもなので、夫婦で力を合わせて解決できるのが理想ですよね。

まとめ

子育てが辛く悩んでいる時は、ぜひ誰かに相談してみましょう。身近に相談相手がいない場合は、電話相談を賢く活用し、子育てが少しでも楽になるよう、勇気を出して行動してみましょう!誰かに話すだけで気持ちが軽くなり、解決の糸繰りが見えてくるかもしれません。皆さんの子育てが楽になりますように。

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